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その家族に生まれた意味を考える??

得密先生が話した。「家族は、人間関係の力学で綱引きをしながら、成長あるいは衰退していく。家族が家族らしくいられるのも、せいぜい十数年だけだ。最初の子供が生まれて、最後の子供がある程度の年齢になってしまうと、もう、それまでとは違う。一人ひとりが、自分のペースで生き始めるし、それぞれが違う場所に生活の拠点を持つようになるからね。そうすると、君達が元々の家族の一員でいる時は、物心ついた5、6歳位から、せいぜい20歳位までと言えるだろう」考えてみると本当にそうだ。両親と暮らしたのは高校までだったから、18歳までだ。それでもその十数年が、僕には凄く長いような気がした。もしかしたら、それはまだ僕が若いから、そう感じるのだろうか。みんな、特に年輩の人達は、得密先生の言葉に何度も頷いていた。
「自分がなぜその家に生まれたのか、その意味が分かってくると、そこから人生は全然違った意味を持つ。今までは状況の犠牲者だったのが、実は、そうではなかったという事実に気が付くからだ。そして、それどころか、これまでの人生は今からやることのために、完璧に出来ていたことにも気付くだろう。なぜなら、マトリックスの中で君が選んだポジションの特質は、そのまま君達の才能になるからだ。その家に生まれて、家族の力学にもまれなければ、現在の才能の種は植えられなかったことになる」
得密先生は話を続けた。「家族の意味について話そう。家族には、今君達が考えている以上の意味がある。なぜなら、2日目の力学の話を覚えているだろう。生まれた順番や性格などで、マトリックスの中での場所が決まると私は言ったね。大きな目で見れば、どの場所に落ち着くかが、今回の人生の大まかな才能も決めていることになる。それぞれのポジションの才能については、また後日詳しく見ていくがね。ここで一番大切なのは、家族をどの視点から見るかということだ。お互いを傷つけ合った、ひどい人達と見ることもできる。しかし、お互いの才能を高め合う仲間だと見ることもできる。『今回の人生で発揮するための才能をしっかり磨き合う仲間だ』と考えたら、素晴らしいと思わないかね?」

(今日のコメント)今回でこの連載は終了します。まだ半分しかご紹介できませんでしたが、興味のある方は、本田 健 著「ユダヤ人大富豪の教え−ふたたびアメリカへ篇 幸せな人間関係を築く8つのレッスン」をご参照下さい。「運命を左右する引き寄せの法則」「ライフワークを生きる」「ビジネス、お金と健康的な関係をもつ」「人生に平安をもたらすもの」等々と興味あるテーマが続きます。ロスチャイルド家を筆頭に、今日の世界経済を影で支配するユダヤ人大富豪の「心の法則」が少し分かったような気がしました。
ご愛読、誠に有り難うございました。

−−−−−反撃の虚人−−−−−

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遠慮する人生からの決別??

「得密先生、妹について聞きたいことがあります。昨日からの話だと、家族関係が自分の生き方に影響をしているということでしたよね。私も、ひょっとしたら、恋愛が上手く行かないのは、妹と関係があるのではないかとひらめいたんです。そんなことを考えたこともありませんでしたが、きっとそうに違いないと考えるようになりました」今度は政子の番だった。「それは、なぜかね?」そう得密先生が聞いただけで、いや聞く前から、彼女はもう泣いていた。こらえても、こらえきれないという感じで、次から次へと大粒の涙が頬をつたっていた。「あのう、私には引きこもっていた妹がいたんです。中学生になった位から学校に行かなくなって、それから病気になって、入退院を繰り返していました。とても可愛くて、頭もいい妹だったので、小さい頃は嫉妬していたというか、負けていると思っていました。両親との関係でも、自分よりも妹の方が愛されている、大事にされているなと感じていました。妹の病気のこともあって、両親は私に関心を向ける余裕はなかったのだと思います」
「そして、妹に対して、君は『遠慮する人生』を選択したわけだね?」「え?ええ、その通りです。スポーツをやったり、旅行に行きたいと思っても、そんなことをするのは、何か悪いなといつも思うようになって」「その後、妹さんはどうしたんだね?」「それが、実は、病気を苦にして18歳で自殺しました。このことは、家族にも、十字架を背負うような傷になっています」彼女は、あえぐような、むせび泣くような声で語った。「なるほど、それから、君の亡くなった妹さんの喪に服す人生が始まったわけだね?」
「え?、あ、そんなこと考えてもみませんでしたが、言われてみれば、本当にそうだわ。私は、ずっと楽しいことが嫌いだったんです。まわりから、パーティーとか旅行とかに誘われても『私はやめておく』っていうのが決まり文句でした。あだ名も『シスター』ってつけられた位、楽しみは封印した20代を送ってきました。ああ、そうか、何も楽しいことができなかった妹が可哀想で、可哀想で、だから私も遠慮していたんだわ」
「遠慮だけでなく、罰として、自分に楽しみを与えることはできなかったんじゃないかね?確かに妹さんの人生は大変だったかもしれない。でも、だからといって、君までつまらない人生を生きていたとしたら、妹さんは、何て言うだろうか?」「そんなこと、わからないわ。ただ、あの子が可哀想で、それだけよ」「では、今聞いてみよう。目を閉じて、妹さんをイメージしてほしい。そこには亡くなった妹さんがいる。そして、妹さんは、君が今ここで話したこともみんな聞いていた。さあ、彼女はなんて言っているね?」「お姉ちゃん、もう苦しまないで。私はお姉ちゃんに幸せになってもらいたいの」
そこから彼女は号泣して、もう言葉は聞き取れなかった。でも、僕にも、妹さんの言葉が聞こえたような気がして、知らず知らずに泣いていた。それから、政子はしっかりと妹さんと抱き合っていたようだった。この2人の間には、いろんな悲しみがあったのだろう。グループの人達も大半が泣いている。「妹は人生で楽しむことをしませんでした。でも、私に『心から楽しんでね!』って言っていました」

(今日のコメント)今回も、何だかホロリとする姉妹愛に溢れた良い話ですね。長い間、何らかのわだかまりのある兄弟や姉妹関係は、本人達にしかわからない微妙な問題が存在します。しかし『人間関係のマトリックス』に当てはめてみて、客観視すれば、意外に和解の道が発見されるものです。

−−−−−反撃の虚人−−−−−

祖父、父、そして自分のワーク2??

得密先生は優しく2人を見つめながら、話を続けた。「高飛人、君のお父さんはいい加減な父親に育てられ、それを反面教師として、頑張って生きてきたんだ。君のようなあり方は、彼自身のダメなお父さんを思い出させるのだよ。それは、悪夢だった。許せなかった。だから、君に厳しく当たったんだと思う。わかるよね?」「はい、父親がどういう気持ちで生きてきたのかがよくわかりました」「さあ、では高飛人、今、お父さんを見て、どう思う?」「父は父なりに大変だったんだなと思います」「では、得親。君はお父さんのことがわかったかね?」ちょっと、落ち着きを取り戻した得親は、得密先生を見た。「ああ、父さんがどうしてあんなにダメ男になったのか。そして、なぜ私の子供がダメになりつつあるのか。ううう・・・」「お互いがわかったら、相手を受け止めてあげなさい」目の前で、高飛人が駆け寄って、得親を抱きしめた。2人の目から、また涙が落ちる。真実の和解は、独特の優しい光を放つ。2人とも、大泣きに泣いて、僕ももらい泣きをしていた。その涙は、止まることを知らなかった。
祝福の気持ちがいつのまにか、僕らを2人の周りに集まらせていた。みんな泣いている。「高飛人、君は、君のお父さんを癒やすために、今のあり方を選んだ。君のお父さんが、彼の父親を許すチャンスを与えたんだよ。君のお父さんは、そのチャンスを上手く使えなかったようだけどね。でも、君を通じて痛みを感じ、そして何とか君を愛そうともしていたんだ。その分、彼は癒やされたに違いない。もう一つ思い出してもらいたいことがある。それは『ポジティブ依存』の人の才能だ。君は、無能だからヘマばかりしていたのではない。『お父さんの暴力的なエネルギーを外に引き出してあげるために、君は、失敗ばかりしたんだよ』お父さんが、内面に怒りのエネルギーをかかえて苦しんでいたのを知っていたんだね。だから、それを外に吐き出させてあげようとしたんだ。全ての子供は、自分の身を挺してでも、両親を助けようとする。君も、自分の身に父親の暴力を引き受けてあげたんだよ」そんなことがあるのか。何か凄く感動した。休憩の間も、みんなは2人を取り囲んでいた。自分の父親、子供、夫のことがよく理解できたと口々に2人に感謝を伝えていた。
僕は1人、庭に出た。得親と高飛人の様子を見て、自分のことを考えた。そして幼少期に思いを馳せた時、祖父と父、そして僕の三代にわたるドラマが立体的に見えてきた。僕の父は、成功した税理士だったが、お酒の問題をかかえていた。祖父も、成功した商売人だったが、お酒に呑まれて42歳で亡くなった。父は、貧しい中から奮起して、ビジネスで成功した。でも、ボロボロになってしまった。成功したけど、飲んだくれて早死にした祖父、若い頃から頑張り過ぎて燃え尽きた父。そして、早くから飛ばして息切れ気味の僕。めちゃくちゃな生き方が三代続いている。僕の代で、この負の連鎖は断ち切れるだろうか。

(今日のコメント)上記の中頃に「お父さんの暴力的なエネルギーを外に引き出してあげるために、君は、失敗ばかりしたんだよ」とあります。どこかの教団の教主様の場合は「教主夫人の暴力的なエネルギーを外に引き出してあげるために、教主様は、失敗ばかりしたんだよ」ということになります。その教主様が失敗ばかりしているうちは、教主夫人の暴力的なエネルギーから教師の先生方をお守りしていることになり、教主様に感謝・感謝ですね!

−−−−−反撃の虚人−−−−−

祖父、父、そして自分のワーク??

「高飛人、君のお父さんが、どういう幼少時代を送ったか知っているかね?」「父さんは、何をやってもダメな父親に翻弄されたようです。停職に就かず、お酒を飲んでは暴れていた父親は、仕事を見つけてもヘマばかりして、すぐに辞めさせられて、家族はお金に困ったと聞いています。それで、父さんが頑張るしかなくて、ごく若い頃からアルバイトで一家の家計を支えていたようです。彼なりに、本当に大変だったんでしょうね」その話に呼応するように、得親は声を上げて泣いた。
得密先生は、得親の肩に優しく手を置いて、彼に語りかけた。「それは、君のストーリーそのものだね。だから、全てをコントロールする人生になったわけだ。頑張って、全てに漏れがないように。そうしなければ、ダムが決壊するように、全てがダメになってしまう。でも、そんな生き方には、心の平安はないね?」得親は、その場に泣き崩れた。
「みんな分かったかな?得親は、高飛人の父親によく似ていることは知っていたね?そして興味深いことに、実は、高飛人は得親の父親でもある。得親は、高飛人のように、世界を恐れて生きる父親を持ったから、そのせいで、ごく小さい頃から頑張らなければならなくなった。期せずして2人は今日、それぞれを親子として選んだ。そして、お互いを理解することで、初めて自分の父親を理解できたのだ。さあ、得親、目を開けて、目の前の男性を見てごらん。君のお父さんは、君そっくりの、厳しい君の祖父に自尊心をズタズタにされたので、ああなってしまったんだ。わかるよね?」「ああ、よくわかるよ」と得親が言った。
「父がなぜ、あんなに世界を恐れていたのか。高飛人の目を見て、今全てが理解できたよ。なぜ、息子の私までも恐れるようになったのか。父は、きっと、祖父に痛めつけられて育ったんだ。それで、世界が怖くなったに違いない。父は、ただ怖かっただけなんだと。そうとは知らずに私は、父さんがダメでいい加減な人間だと軽蔑したんだ。父さんが死んでもお葬式にも行かなかった。父さんの気持ちをわかってやるどころか、ただ馬鹿にしていた。父さん、ごめん、ああぁ」得親はその場に泣き崩れた。高飛人も泣いていた。

(今日のコメント)上記を読みますと感動的な話で、何だかホロリとさせられますね。ダメな高飛人は厳しい父親に育てられ、その厳しい父親はダメな祖父に育てられたということで、まさに「隔世遺伝」そのものです。また、幽祖様の説かれた「祖孫一心」にも通じる所があり、「人間関係のマトリックス」の奥の深さを感じます。

−−−−−反撃の虚人−−−−−

本当に愛を求めているのは誰か??

「得親、せっかくのご指名なので前に来てもらおうか。そして、高飛人と向かい合って立ってほしい」得親は、真っ赤な顔をして前に出てきた。もうすでに怒りが充満しているといった感じだった。そして、高飛人はといえば、その正反対で、真っ青な顔をして震えていた。「さあ、高飛人、なぜ得親を選んだのかな?」「そ、それは、彼の雰囲気、話し方、全てが、父とそっくりだからです。目を合わせるのも怖くって。でも、今回、何とかこれを抜けたいんです」「会場のみんなに聞いてみよう。高飛人と同じように、厳しい父親を持っている人は、手を挙げて」すると、7、8人が手を挙げた。1人は、もう泣いていた。「高飛人、君は今日、父親に預けてしまっている力を取り戻すのだ。そして、それは父親を『コントロール地獄』から助けてあげることにも通じるのだよ」「は、はい」ブルブル震えている高飛人の手は、ぎゅっと握りしめられている。僕も、全身が緊張してきた。
「さあ、では高飛人、お父さんに自分の今の状況を説明してほしい。君は今、どういう人生を送っているのかね」しばらく黙ったまま、じっと得親の顔を見ていた高飛人は、ゆっくり話し出した。「お父さん、僕はね、いつも怯えているんだ。いつも何か怖いものに追いかけられているような感じがしている。仕事の時も、プライベートの時も。そして、死んでしまったはずのお父さんが今でも怖いんだ。何をしても批判されそうで『おまえは何をやっているんだ。もうすぐ30になるんだろう?』ってね」ここまで話して、高飛人は小さく息を吐いた。「高飛人、よくやれているよ。続けてほしい」得密先生のさりげない一言が彼を励ました。
「父さん、僕はね、今、人生の方向性がよく分からないんだ。何をやればいいのか、誰とつき合えばいいのか。僕が分かっているのは、自分が迷子になってるっていうこと位。そして、今の人生がダメなこと、それ位だよ」そう言うと高飛人は、泣くような、笑うような表情になった。すると不思議なことに、それを見ていた得親の目から、一筋の涙がツーッとこぼれ落ちた。得親の涙に高飛人はハッとしながらも話を続けた。「僕は、恥ずかしいけどね、この歳になっても、お父さん、あなたの承認が必要なんだ。こんなダメな僕でも、愛しているって言ってほしいんだ。『おまえはいい息子だ』って、『きっと、上手く行く』って」
得親は、それを聞くと急に泣き出した。こらえきれない様子だった。僕は混乱した。なんで、ここで得親が泣くわけ?得密先生がすかさず入ってきた。「高飛人、今の君には信じられないかもしれないが、愛を求めているのは、君より、君のお父さんなのがわかるかな?見てごらん、彼がどれだけ傷ついて、苦しんでいるかを」高飛人は息をのむような表情で得親を見た。

(今日のコメント)上記では、得親がいつもピリピリしているいじめっ子タイプの『ネガティブ自立』として、高飛人がいつもオドオドしているいじめられっ子タイプの『ポジティブ依存』として描かれています。「人間関係のマトリックス」を深く読み込んで行きますと、摩訶不思議な世界へ引き込まれて行くようで、興味津々です。

−−−−−反撃の虚人−−−−−

怖れていた感情と向き合う覚悟??

高飛人は自分の父親について話し始めた。「僕の父親は学校の教師で、とても厳しい人でした。その〜、生徒にも、自分にも、家族にも、いつも何かにイライラしていたように思えます。父が心から笑ったのを見た記憶がありません。うちの家には、それこそ学校の教室みたいに、いつもピリピリした空気が漂っていました。ぼ、僕は、その緊張感の中で、いつもヘマばっかりやって、父親に怒られていました」「すると、お父さんは、君のあり方にイライラしていたことになるね。ずっと『ネガティブ自立』で生きていたとすれば、周りがいい加減で、無責任で何も考えていない人間ばかりに見えてしまうはずだ。お父さんは、そんなことを言っていなかったかい?」「そうです。父の口癖は『みんな無責任な連中ばかりだ』『誰も真剣に考えていない!』というものだったと思います。家の中には、いつもピ〜ンと張りつめたような緊張感があって、父の機嫌によって、その日の家の雰囲気が決まっていた感じがします」
「君は、お父さんの元を離れてからも、ずっと父親が作り出した緊張の中に生きていることを知っているかね?」「ええ!?僕の父は、もう5年も前に亡くなりました。それでも、僕はまだ父親の影響を受けているというのですか?」「勿論、そうだよ。父親が亡くなって60年にもなるのに、まだ影響を受けている70代の人に会ったこともあるよ。『それだけ幼少期の体験というのは、その人の生き方を左右するものなのだよ』」「そう言われれば、確かに僕の今の生き方は、この20年以上変わっていないかもしれない。うわぁ、何てこった!正直ショックです。父が亡くなった時に、もう全部終わったと思っていたのに」「直接やりとりが無くなったという点ではそうだろう。しかし、君が今でも怖れの中に生きていることが、まだ彼の影響下にいるという証拠だよ。さあ、そのことが分かったら、それに対してどうするかだ。君は今までのように、ずっとその環境で怯えながら過ごすこともできる。あるいは、これまでの過去に決別して、全く違った生き方を選択することもできる。
高飛人、君はどうしたいんだね?」「勿論、父親と決別することを選びますよ。どうすればいいんですか?僕はここで変わらなきゃダメになってしまう!」
「よし、気合い十分だね。では、この部屋にいる中で、君のお父さんに似ている人を探してほしい。顔つきとかでもいいし、雰囲気でもいいだろう。年齢のことは考えなくていいから」僕は、密かに、得親しかいないと思っていた。なぜなら、得親はいつもピリピリしていて、周りに緊張感を与えていたからだ。だが、正直、彼と向き合うのは、僕もちょっと怖かった。なぜなら、彼のまずい所を指摘しようものなら、その何倍も責めや批判の言葉やらが返ってくるからだ。一度、僕は勇気を出して、彼の言動に文句を言ったことがあった。すると、彼は真っ赤になって怒り、僕のことをさんざん罵倒したばかりでなく「だから君は、奥さんに逃げられるんだよ」という捨てゼリフまで吐いた。それは僕には相当こたえて、その後フラフラになって、みんなに心配されたほどだった。高飛人は、意を決したように立ち上がり、会場を見渡した。そして、ビクッとした表情を一瞬見せたが、毅然とした態度で得親を指差した。僕は、正直怖くなった。彼が指そうとした瞬間、僕もビクッとして、目を閉じてしまった。これから、何が始まるのか、大丈夫か、高飛人!

(今日のコメント)上記の中頃に「幼少期の体験というのは、その人の生き方を左右するものなのだよ」とあります。どこかの教団の教主様で「引きこもり教主」と揶揄されている方がいますが、その不遇な幼少期や、悲惨な結婚生活を「人間関係のマトリックス」に照らしてみれば、その複雑な心の奥底が覗けるかもしれません。興味津々と言った所です。

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家族とのドラマが人生を決める??

得蜜先生のワークが始まった。「今日は、家族をテーマに見ていこう。最初の日から、ずっと君達の人生がどう成り立っているかについて話してきたが、今日は、いよいよ君達の人生に影響を及ぼした、一番の源を調べていくことになる。まず、家族との関係が君達の人生観をほぼ形作っていることを思い出してもらいたい。生まれついた家の全員が幸せで楽しくしていたら、君達は、この世界は素晴らしいと思って育ったことだろう。逆に、家族が不幸でいがみ合っていたら、この世界は悲しみと憎しみに満ちていると考えることになったはずだ。私達の多くは、家族との関係によって、自分の行動を制限したり、罪悪感を持ったりするものだ。家族がお金で苦労した場合は、お金とは大変なものだという観念を持つかもしれない。また、両親の夫婦仲がよくない場合は、パートナーシップとは苦しみをもたらすものだと考えて、大人になってからも、無意識のうちにそこには近づかないようにしているかもしれない。子供の頃の環境は、そうやって大なり小なり、その人の人生に影響を与えるものなのだ。ここまでの所で誰か質問はあるかね?」
珍しく高飛人が手を挙げた。正直びっくりした。なぜなら、僕の印象だと彼は人前で発言しないタイプのはずだ。よく見ると、彼の手は小刻みに震えていた。みんなも、彼が何を話すのか固唾を飲んだ。「得蜜先生、いいですか?あの〜、どうしても聞きたいことがあるんです。僕は、小さい頃からずっと怯えて暮らしてきました。でも、もう、そんな生き方はたくさんだと思っています。新しい生き方を選択したい。ど、どうしたらいいんでしょうか?」「君は、何を恐れているのかね?この世界は、自分が選択したように見えるものだ。例えば、この部屋にいる人にとって、世界はそれぞれの観念によって、違って見えている。ある人にとっては、この世界はチャンスが一杯で、楽しくてワクワクする場所に見えている。また、別の人にとっては、恐ろしい場所に感じられているはずだ」
「僕は、怖いと感じている方です。何というか、大げさに言うと、世界全体が怖いんです。仕事をする時も、おっかなびっくりしている自分がいます。それがなぜだか分からないんです。この数日考えていたんですが、ごく小さい頃からそうだったような感じがします。学校が怖くて休んだことも何度もありましたから」「どうやら、その根源は両親との関係にありそうだね。『両親と上手く行っていない人は、人生で色んな問題を経験することになる。両親が、君に安心感を与えてくれなかった可能性がある』君のお父さんは、どんな人だったのかね?」

(今日のコメント)今回から第4章「過去の家族関係を癒やす」のご紹介に入ります。上記の最後の方にありますが「両親と上手く行っていない人は、人生で色んな問題を経験することになる。両親が君に安心感を与えてくれなかった可能性がある」とあります。どこかの教団の教主夫人の場合は、噂によりますと父親がひどい酒乱で、母親は暴力に耐えかねて家を出て行ったとのこと。この教主夫人の場合は、悲惨な少女時代を送ったようです。故に、教主夫人は、教主様に腹が立つとバトンを持って、教主様をシバくために追いかけるそうですが、これは少女時代のトラウマでしょうか。ある意味では可哀想な人生ですね。

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